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奥村設計所建築の紹介阿品土谷病院

拡大表示「むずかしい全体」に織り込まれた多様な手法
「OMソーラーシステム」の始祖奥村昭雄との協同によるこの病院は、たぶん後世ソーラーマシンの歴史の中でも正当な評価を受けるはずであろうと確信する。金属板屋根による空気集熱が精密なシミュレーションと実大実験データの突き合わせをベースに実現したのは、この建築をその第一号としているし、併列発電方式を持つコ・ジェネレーションシステム熱併給発電のごく早い事例であり、PCM蓄熱の利用など数多くの先駆的試みがここにおいてなされた。これらの試みはそうしたエネルギーに関連したテーマに限らず、搬送用ロボットの採用とそれに伴う物品の集中管理を目指す中央倉庫システムの試みなどの経営の合理化、省人化にまで及び、これにより職員を雑務から少しでも開放し、本来の業務により多くの時間を向けることが可能となることをもくろんだ。そして、それらを盛り込むことになるシェルターも仔細に見ると、アンボンド工法による小梁のない床板、PCルーバー、サンルームによる開口部性能の補強、妻壁のオーバーヒート対策としての二重壁、二重屋根、木材の積極的利用等、多彩な手法が織り込まれ、多様な手法が「むずかしい全体」を用意し、それを解いている。
(環境と共生する建築 建築資料研究社1993 野沢正光)

Data Sheet
建物名称:医療法人あかね会 阿品土谷病院
所  在:広島県廿日市市阿品
用  途:病院
竣  工:1987年8月
構  造:RC造(一部鉄骨造)
規  模:地下1階 地上3階 塔屋1階
面  積:敷地面積 13,411.40m2
     建築面積 3,986.904m2
     延床面積 10,568.224m2
空調設備:暖・冷房方式 空調機+単一ダクトおよびファンコイル方式
熱  源:エンジン排熱利用
冷凍機 :油焚き冷温水発生機・蒸気温水駆動式吸収冷凍機
ボイラー:蒸気ボイラー2基
パッケージ:空冷パッケージ
電気設備:受電設備6.6kV 受電100kW
変圧器容量:1,350kVA
予備電源:180kW
衛生設備:給水 井水利用・加圧給水ポンプ方式
給  湯:エンジン排熱利用による加熱
排  水:汚水・雑排水合流式
特殊設備:ソーラー空気集熱システム 常用自家発電システム
     無人搬送車システム
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